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《イベントレポート》“はたらく”をつくるワークショップ #0 プロローグ編 小さなカードで組み立てる「今だからできる働き方」

社会情勢や価値観の変化で、様々な働き方が可能となる時代。しかし選択肢が増えるほど情報や固定概念に振り回され、現在の仕事に違和感を感じながらも問題を先延ばしにしてしまいがち…。だからこそ、まずは「自分」を起点に「はたらく」との関係を考えることが大切なのでは? そんな思いから、ナラティブベースでは、「“はたらく”をつくるワークショップ」を開催しました。その様子とみなさんの声を紹介します。

手作りメソッド&ツールで「働き方への思い」を揺さぶれるか!?

突然ですが、あなたは今の仕事、働き方に満足していますか?未来にどんな働き方をしたいのか、考えたことがありますか?

人生の多くの時間を費やし、かつ生活の大切な基盤でもある「仕事」。忙しさのあまり、「どうもしっくり来ていない」「もっと違うやり方があるはず」と思いながらも、考えないままに日々を過ごしている人も少なくないようです。

そこでナラティブベースでは、働き方について考える機会を提供するべく、2018年1月21日、東日本橋「BOLBOP 東京Office」にて「“はたらく”をつくるワークショップ 」を開催しました。「#0 プロローグ編」とした今回は、「はたらく」を感じ、考え、手を動かすというシンプルなワークショップで「働き方への思い」をゼロベースで揺さぶることが目的。そのためのメソッドやツールを考え、組み立てるところからスタートしました。

自分たちでまずは試し、あれやこれやと議論を重ねて出来上がったメソッドが、本当に皆さんの役に立つのか。ドキドキしながら参加者の皆さんをお迎えします。

ファシリテーターの1人、勝間田がお出迎え〜。

受付で「今の気分のカード」を選んでもらいます。こちらは自己紹介に使用。

オープニングでは代表の江頭がご挨拶。ワークショップの趣旨を説明するとともに、ナラティブベースのことも少しだけ紹介させていただきました。

「 それぞれが自分の“はたらく”を意識して、仕事をしているワーキンググループなんです」と江頭。

皆さんもちょっぴり緊張の面持ち(?)。まずは輪になって座り、ファシリテーターの黒木さんの進行のもと、一人ひとり自己紹介からスタートです。

受付で選んだカードを起点に、なぜこのイベントに参加しようと思ったのかなどをお話しいただきました。正社員10年、休職中、専業主婦、フリーランス…、中には先週仕事を辞めたばかりという方も!

ファシリテーターの黒木潤子さん(システムコーチ)

それぞれユーモアたっぷりの自己紹介に自然と打ち解けて。

多様な職業、環境、ライフステージながら、どなたも真摯に「はたらく」を捉えようとしていること、漠然とした課題を持っていることは同じよう。1分にも満たない自己紹介ながら、誰の背景にもドキュメンタリーになりそうな物語があることを感じさせます。

五感を使って“はたらく”との関係を見つめる

自己紹介が終わると、ファシリテーターの黒木さんが「はたらく」と書いたシートをおもむろに部屋の真ん中に置きました。

むむ?いったい何が始まるの〜?

「はたらく」があそこなら、私は…

「今の自分が、どのくらいどんなふうに“はたらく”に向き合っているか、関心がどれだけあるか、実際に距離や姿勢、動きなどで表現してみてください」

意外なリクエストに「ええ〜っ」と戸惑う皆さん。でも、すぐに気を取り直し、離れてみたり、しゃがんでみたり、ソファから遠目に眺めたり、近くにいながら見て見ぬ振りをする人も…。

“はたらく”の周りをぐるぐる歩きながら、しっくりする距離を見つける。

続いて「“はたらく”に対してどんなアクションをとっているか」「これからどれくらい行動していきたいか」などについても動きで表現しました。言葉では同じでも人によって表現が異なるのが興味深く、ちょっと不思議な現代舞踏や群像劇のようにも見えます。

黒木さんのヒアリングが絶妙に本音を引き出して。他の人の動き、捉え方についての解説も刺激に。

「体を動かすことで、気づいていなかった自分の気持ちを発見したかも!?」、「感覚的だったものが、客観的な視点を得て1枚の絵のように見えてきた」と皆さん、それぞれに発見があったもよう。

「この手法は『コンスタレーション』といって、『星座』のように“はたらく”との距離感や見え方などを、身体性を用いて具体的にイメージしようというものです。そしてそれを言語化して、客観的に捉えるまでを行いましょう」と黒木さん。

感じたことを書いてまとめて、客観視。

シェアすることで、他からの刺激と内省強化が同時にかなう。

感じたことを忘れないように可視化することで、実際に行動に移すモチベーションになりうるとのこと。コンスタレーションで体感したことを「内省シート」にまとめ、さらに他の人とシェアすることで、感じていたことをより深く認識できたようです。

小さなカードを使って本当に「やりたいこと」を決める

そして第二部は、キャリアカウンセラーでナラティブベースのメンバーでもある勝間田恵子がファシリテーターとして登場。そして、今回のために作ったオリジナルメソッドのツール、小さなカードとシートが配られていきます。

ファシリテーターの勝間田恵子(キャリアカウンセラー)

ちいさなカードとペン、マスキングテープでワンセット

なんの仕掛けもない小さなカードですが、まずは自分の名前を書いて真ん中に置き、「ロール(役割)カード」に役割を書きます。

私の周りに「役割」が増えていく。

「子ども・母・妻など、きっと誰もが複数の役割を担っているはず。また仕事人としても、もし『ビジネスパーソン』という言葉がしっくりこないなら、『会社員』など、言い換えて自分にしっくりする言葉を探しましょう」と勝間田。

その中でも特に考えたい役割を選び、それにまつわる行動を「アクションカード」に記入し、ロールカードの周りにおいていきます。そして、周りの人と相談しながら追加したり、似たものをまとめたり、気づいたことを発表したりしながら整理していきます。

行動から価値観に遡ることで気づきが。コンスタレーションシートも参考に。

さらになぜその行動をとるのか、背景にある価値観を「ミッションカード」に書いて添えていきます。そして前半に行ったコンスタレーションシートと見比べて見ることも…。

勝間田は「それぞれが発表する際には、ぜひ温かい拍手を贈ってくださいね」と促しながら、なかなかアクションやミッションが出てこない人に、具体的な例を出しながらアドバイスを進めていきます。

発表の後には温かい拍手。やっぱり承認されるのは嬉しいこと。

最終的には今年のアクションを決めるところまで進め、さらにそのアクションを実現するための「リソース」をカードに書いてひと段落です。既に持っているリソースは自覚して初めて「リソース」となります。さらに、決めたアクションについて期限を決めて一人ひとりしっかりと宣言しました。中には、「5月までに○○(海外)に行って○○をする」というアクションを出された方も。「いつか」が「いま」になったのですね。最後は全体がエネルギーに満ちた場となりました。

参加者のみなさんの感想を一部ご紹介

  • 「‘はたらく’に対して感覚で感じていたことを、客観的に1つの絵のように見ることができたことで、今の立ち位置を知ることができた」
  • 「頭の中を整理できたことで共通点がわかり、どのロールでも同じ想いを持っていたことに気付けた」
  • 「自分がどんな要素で形成されているのか、丸裸にされた!!」
  • 「何をやりたくて、何をやめたいなど、自分の本音のようなものが見えた」

ゼロから共創したワークショップは、これがはじまり!

駆け足で進めたワークショップもいよいよラスト。やや時間オーバー気味ながら、交流会にはほとんどの方が残ってお話を続けていました。

皆さんにとって、改めて“はたらく”を考える機会が提供できたことを願いつつ、ずっと「はたらく」を考える場を共有したいと考えていたナラティブベースにとっても大きな第一歩となりました。

「プロローグ編として、この場に3つの変化を起こしたいと思っていました。『自分の行動の背景にある“価値観”に気づく』『枠組みを超えた統合と循環への“きっかけ”をつかむ』そして『同じ課題に立ち向かう“仲間”の温度を感じる』。自画自賛で恐縮ですが、見事にその場に湧き上がったことを実感しました」と江頭。コーフン冷めやらず、といったところでしょうか。

いい場が共有できたことを実感。終えた後のコーヒーがうまい!

こうした場をはたらくことに意識的な皆さんとともにしたことで、今後『“はたらく”をつくるワークショップ』をどう育て、提供していけるのか、新しい気づきや指針が得られたように感じられます。これからも、事業テーマとしてナラティブベースが掲げる「新しい働き方の創造」に向き合い、様々な人を巻き込みながら取り組みを進めていきたいと考えています。

次は#0をブラッシュアップしつつ、実践編としての#1にも挑みたいところ。近いうちに実現したいと思っておりますので、ぜひ、また多くの方のご参加をお待ちしています!

皆様、ありがとうございました!

<了>

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